北野保育園

外観1 外観2
穏やかに連続した1・2歳児室 自由な空間の子育て支援スペース1 自由な空間の子育て支援スペース2

下町の比較的閑静な地域に建つ保育園です。

社会福祉法人によるこの保育園ではちょっとユニークな保育をしています。 0歳児、年少(1歳と2歳)、年長(3歳から5歳)と3つの大きなグループ構成とし、年少と年長とをその中でさらにクラス分けしています。 年少でいえば一つのクラスに1歳の子もいれば2歳の子もいるということになります。 お兄さんや妹が同じクラスにいることで、人間としての自覚も早く育つとのことです。

このユニークな保育の方針をさらに発展させるべく、年少と年長との大きなグループ内では各クラス同士が穏やかに繋がるように、また穏やかに閉じられるように、クラス間の間仕切りはオープンにできる構造とし、また、出入り口にはトイレへの出入り、衣服の整理ゾーンとしてグループ共用となるドアのない前室を設けました。 これらの小さな仕掛けによって、実際、穏やかな繋がりを持つ生活が行われています。

3階は地域の子育てを支援するための室内空間と夏はプール遊びができる屋上から成ります。 室内空間は限定的な用途ではなく様々な活動ができるように開放的な空間とし、オープンキッチン、和室、絵本のコーナー、広いオープンなスペース、そして舞台にも成りうるステージ状のスペースという構成です。 一つの用途に限定していないため、こちらでも様々な関係が生まれているようです。

園庭さえ持てない最小の敷地条件から、外部空間には出来る限り園児が遊べる空間の挿入を試みました。 エントランスから玄関までのアプローチとそれに連続する0歳児用のデッキ。 それらの脇の屋外階段と滑り台。 そして屋外階段に連続した2階の玄関前のポーチ。 これらは極小のスペースではありますが、日々の園児の生活がより楽しいものになることを願いました。

地域の持つ外部要件から、建物をできるだけ分割し小さなスケールで構成しました。

設計・監理  イグリエガ
構造  貞弘構造設計事務所   
設備  INA設計
電気  藤田設備設計事務所
施工  北野建設
撮影 ミヤガワ
建物名称 北野保育園
所在地 東京都葛飾区柴又
敷地面積 505.12m2
建築面積 353.38m2
延面積  885.02m2
構造/階数  RC造/地上3階
地域地区 第一種住居/準防火/第2種高度
建ぺい率 69.96%(許容70%)
容積率 157.21%(許容200%)
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last update:2006-10-31
since:1997